リタイアしてほぼ5年が経ち、毎日毎日これといってやることもない日々に飽きたこともあり、数ヶ月前からやっぱり働きたい、働いていたいと強く思うようになってきた。同級生の友人たちの動向も見ていたりしていたが、やはり働いている友人は健康そうだし、覇気があり相対的に若い。それが羨ましいということではないが、そうありたいと思うことが多くなった。
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定年後も働いていたいと思う還暦過ぎ
この5年の間にも友人や先輩のところに手伝いのように働きには行ったりしたけれど、やはり正式に採用されて働きたいと思ったので、求人誌やネットの求人サイトを見て回っていた。60歳を過ぎると正社員の採用はほとんどない。
ネットの求人サイトはピッタリのキーワードで検索しても思うような検索結果は出て来なかった。例えば、「正社員 60歳以上」と検索するとかなりの数がヒットします。しかし、正社員の募集は30代までで、『60歳以上歓迎』という記載がヒットしてしまうので、まともに「正社員 60歳以上」というキーワードそのものにヒットした訳ではないんですね。
還暦過ぎの求人状況は?
定年退職後も働きたいという人たちが増えているという中でも、還暦過ぎの求人の状況はまだまだ整っていないと感じます。求人の条件に高望みしなければ働き口はあるのですが、やはり思っていたのとは違うなぁと思うようになりました。
求人誌やネットの求人サイトを見ている内に、「派遣社員」という働き方も視野に入れるようになりました。というか、今まで派遣社員というものが目に入っていなかったので、どんなものなのかよく理解していなかったというのが正直なところです。
派遣社員を視野に入れたら何だかとても面白くなって来ました。なので、派遣社員という働き方と派遣会社というものをもう少し知りたくて調べました。ここでは詳しくは書きませんが、ワンクッション置いた働き方もいいかなと思いました。
派遣で働くことも視野に入れると
ここから「派遣社員」をメインに見ていくようになりました。
派遣社員の募集は60歳以上でもかなり多いですね。ただし、派遣会社の募集欄では派遣先がどんな業種かなど大まかなことは分かるのですが、派遣先の会社名や正確な仕事内容が分かりにくいですね。派遣会社にもいろいろあって、とにかく派遣先の会社に派遣してしまえば儲かる・・・というようなレベルの低い派遣会社もあるので気を付けなければなりませんね。
派遣にも好条件の仕事がある?
更に求人の情報検索を進めると、自分にも関心のある領域に特化した複数の派遣会社が見つかりました。これらの企業は特定の専門知識を求めており、自分の経験やスキルが役立つ仕事があることが判明し、希望が湧いてきました。また、高齢者を対象に積極的に採用する派遣会社もあり、新しいスキルを習得できる研修プログラムを提供しています。
特に注目したのは、60歳以上の高齢者向けにプログラムを提供している会社で、彼らはシニアの経験を生かせる職場を提供しており、退職後も安心して働ける環境を提供しています。この会社のウェブサイトを詳細に調査すると、シニア向けのセミナーや健康管理に関する情報など、高齢者の労働を支援するためのリソースが豊富にあることがわかりました。
派遣会社のシニアへのサポートは?
この情報を元に、複数の派遣会社に連絡を取り、面接の機会を確保しました。面接では、私のこれまでのキャリアや将来の計画について語り、どの職種が長く続けられるか、どのようなサポートが期待できるかを確認しました。これが私にとって最適な派遣先を見極めるのに役立ちました。
派遣会社からオファーを
面接の結果、複数の職場からオファーを受けました。自分のキャリアと技術を生かせる事務職を選びました。また、それらの職は自分にはないスキルも学べ、新しい技術に触れる機会も多く、技術的な興味を持続させることが出来るように感じました。
それらの職場では、他の人たちとも交流ができ、これが新たなモチベーションに繋がっていくように感じました。また、仕事のペースや負荷においては無理なく働くことが出来るように調整されているように思いました。仕事を通じて社会と再び繋がることができ、これが大きな喜びになるでしょう。
まとめ
仕事を求める時に正社員という枠に拘らずに「派遣社員」という働き方も視野に入れることも大切だと感じました。結果として、求人の枠がかなり広がりました。そして、退職後に再就職をして仕事をすると決めたことで、生活に目的と活力が戻ってきました。これからも健康に注意を払いながら、職場での活躍を目指していくつもりです。リタイアメント後の生活に新しい一歩を踏み出すことができ、とても充実しています。