着ぐるみのバイト

以前に働いていた派遣会社から短期の着ぐるみのアルバイトのオファーが来ました。2日間で1日の労働時間も短くて時間給はちょっと高かったのでやってみることにしました。その時のことと、着ぐるみのアルバイトについて少しまとめてみました。

派遣で着ぐるみのアルバイトをやってみた

派遣会社からの依頼で着ぐるみのアルバイトをやってみた。真夏だったことを除けば、思ったよりも楽で高給のアルバイトだった。

着ぐるみバイトを初体験

以前に働いていた派遣会社の担当者から「短期のアルバイトがあるんですが、どうでしょうか?」と電話があり、詳しく聞いてみると2日間だけの着ぐるみを着てのアルバイトだと言う。
着ぐるみのアルバイトと聞いて想像したのは、ヒーローショーなどの激しい動きだった。なので、とても無理だと返事をしたら、地方の遊園地で、動物のキャラクターの着ぐるみを着て、来場者に風船を渡すだけの動きだから大丈夫ですとのこと。じゃ、やってみようかな・・・と。

詳細は
・2日間と思っていたら、説明があるので前の日の午前中にその遊園地に行くことに。
・説明は2時間ほどで終わったが、3時間分のバイト料と昼飯まで出た。
・遊園地の開演時間は10時だったけれど、8時半の集合。
・9時半から遊園地のゲートで仕事開始。
・7月の終わりだったから本当に暑くて倒れるかと思うくらいだった。
(バイト料は普通のバイトの1.5倍ほどだったけれど、当たり前だと思った。)
・仕事はゲートを入ってすぐの屋根のあるところだったので、ほんのちょっとだけ助かった。
・30分働いて10分の休憩。2人で時間の配分を考えながら回していく。
・休憩はチケット売り場の後ろの事務所。冷房が効いていて生き返った。
・来場者には思っていた以上に喜ばれて嬉しかった。特に子供たちは可愛かった。
・昼の食事休憩は2人一緒に1時間。
・仕事はなんと3時で終了。
・着ぐるみを干して、シャワーも浴びて遊園地を4時に出た。
・バイト料は8時半から5時までの分を貰う。ラッキー!

以上のような感じで初めての身ぐるみのアルバイトを体験して来ました。
短期でしたが、うま味はあるアルバイトでした。夏じゃなかったらもっと良かった・・・w。

でも、着ぐるみのアルバイトって、どこでも条件は同じだろうかと思った。なので、ちょっと着ぐるみのアルバイトについて、派遣会社の担当者に聞いたり、自分で調べてみたりしたので、以下に簡単にまとめました。

着ぐるみのアルバイトのアレコレ

還暦オヤジの着ぐるみのバイトはまずまずだったけれど、他の着ぐるみのバイトはどんなだろうと簡単に調べてみました。どんな着ぐるみのアルバイトがあるのか、そもそも着ぐるみのアルバイトって?、アルバイト料は?、長所や短所は・・・などを聞いたり調べたりしてまとめました。

こんな着ぐるみを着るアルバイトがある

遊園地などのキャラクターの着ぐるみのアルバイト
遊園地や動物園、水族館やデパートなどの施設のキャラクターの着ぐるみを着てのアルバイトが一番多い。言ってみれば地域密着型の着ぐるみのバイトですね。全国的には有名じゃないけれど、その地域ではすごく人気があるキャラクターがあったりするので、驚くこともある。
また、以上のような限定的なキャラクターではなく、単にクマやライオン、トラ、ウサギといった動物の着ぐるみを着てのアルバイトもあります。これは、何らかのイベント時に多くあるアルバイトです。地域のお祭りや花火大会、納涼祭などのイベント時に募集される着ぐるみのアルバイトです。

ヒーローショーで着ぐるみのバイト
ヒーローショーで着ぐるみのバイトをやるのはきついと言いますね。ヒーローショーの着ぐるみのアルバイトの場合は組織に入っていないと出来ないことが多いです。動きがアクロバット的で激しいし、バク転などもやったりすることがあるので、練習がかなりきっちりしていると聞きます。
体操をやっている学生や、体操をやっていた人たちが、短期のアルバイトとしてやっていることが多いです。そういった人たちにとっては魅力的なアルバイトと言え、ヒーローショーで着ぐるみのアルバイトは人気も高いですね。多いヒーローはウルトラマンのシリーズや仮面ライダーのシリーズ、ゲキレンジャーも多いですね。魔法戦隊マジレンジャーというのもありますね。

こういった着ぐるみのヒーローショーは遊園地やデパートなどのイベントの時に開催されることが多いのですが、近頃流行のアミューズメントスポットでも数多く開催されます。またアリーナなどの施設での開催も多く、ヒーローショーで着ぐるみのアルバイトをするとあちこちと場所の移動があり、それもまた楽しいとするアルバイターもいますね。いずれにせよ、現状ではヒーローショーで着ぐるみを着てやるアルバイトをやりたいからとすぐに出来るものではないものになっています。

アニメのキャラクターショーで着ぐるみのバイト
アニメのキャラクターショーで着ぐるみのバイトはとても人気があります。まず短期のアルバイトになるケースが多いので、その期間に時間が空いている人が集中しますので、普通のアルバイトよりも倍率が高くなることが多いですね。ただし、アニメのキャラクターショーの着ぐるみのバイトもヒーローショーの着ぐるみのアルバイトと同様に組織に入っていないと出来ない物になりつつあります。その組織の中でシフトが決められるようです。短期バイトの中ではバイト料も普通よりも高いことが多いので、早くに枠は埋ってしまうことが多いそうです。

アニメのキャラクターショーで着ぐるみを着せられるキャラクターで多いのは、アンパンマンやポケモン、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、とっとこハム太郎、ムーミン、おじゃる丸、忍たま乱太郎、キティちゃん、シルバニアファミリー、しまじろう・・・などが多いようですね。

サンタクロースの着ぐるみのバイト
サンタクロースの着ぐるみのバイトは12月になると一気に増えます。12月の中旬過ぎには人手が足らないくらいになるそうです。サンタクロースの着ぐるみのバイトは短期のアルバイトと言えば、短期の部類に入りますが、約一ヶ月の安定したアルバイトになるので、人気度は高い方ですね。このサンタクロースの着ぐるみのバイトは、当たり前ですが夏場にはないので、ヒーローショーやキャラクターショーのように夏の暑い盛りに着ぐるみを着る必要はありませんので、人気は高いようです。

このサンタクロースの着ぐるみのアルバイトは、遊園地やデパートなどの広域的な場所でのバイトばかりではなく、ケーキ屋さんの店の前だとか、おもちゃ屋さんの店内だとか、限られた場所での着ぐるみを着るアルバイトなので少しだけ楽かもしれませんね。

そもそも着ぐるみのアルバイトって?

着ぐるみのバイトとは、テレビ番組などのヒーローやアニメのキャラクター、いろいろなメーカーのオリジナルのキャラクターや、動物などの格好をして、ヒーローだったら悪者と戦うお芝居をしたり、アニメキャラクターだったら踊ったりするものです。着ぐるみのアルバイトの多くは、遊園地やデパートなど子供が集まるところでの仕事になりますので、子供に囲まれることが多い仕事だとも言えます。着ぐるみのバイトは、子供好きの方にはうってつけのシゴトだと思います。

ヒーローものの代表的なものですと、ウルトラマンや仮面ライダー、ゲキレンジャーなどですね。アニメのキャラクターですと、とっとこハム太郎やアンパンマン、ドラえもん、キティちゃん、クレヨンしんちゃん、おじゃる丸などが多いようですね。おしりかじり虫などもあるようです。

着ぐるみバイトはアミューズメントパークや遊園地ばかりではなく、スーパーで着ぐるみを着て試食品や試供品を配ったり、街頭でメーカーのキャラクターの着ぐるみを着て試供品やチラシ、ティッシュなどを配ったりもします。

着ぐるみのバイトはキツそうという印象があるようですが、もちろんその仕事場でも違ってきますが、基本的に休みの時間が多いようです。休み時間というよりも待機している時間が多いということです。また、総じて時給も他の仕事よりもよいことも多いようです。

着ぐるみのバイトの時給はどのくらい?

着ぐるみのバイトの時給は他のアルバイトよりも少なからず高いことが多いようです。バイトの時給は地域性が非常に関係しているので一概に言えませんが、その地域で見てみると着ぐるみバイトの時給は高い方だと言えると思います。アルバイトの時給を地域別に比べてみると、やはり首都圏が高いですね。東京近辺や大阪の周辺、愛知などが続きます。

バイトに限らず労働者の賃金制度には最低賃金法という法律があり国が賃金の最低限度を定めています。これは、どのような形態の労働者にも適用されています。例えば、正社員のような常用の労働者にも、臨時社員や、パートタイマー、アルバイトにも適用されるということです。また、この最低賃金制度では地域別の最低賃金が定められていて、往々にして主要都市の周辺は高く設定されているようですので東京や大阪周辺は最低賃金も高く定められています。またこの最低賃金制度では地域別最低賃金だけではなく、産業別最低賃金もありますので、アルバイトをする場合でもチェックをしておくといいでしょう。

着ぐるみバイトでは労働時間が8時間としてあっても、待ち時間ばかりがとても長くて実際に着ぐるみを着て仕事をしている時間は4時間くらいしかなかったということもあるようです。これがいいか悪いかはアルバイトをする人の考え方次第となります。

着ぐるみバイトの期間は?

着ぐるみバイトの期間はまちまちです。例えば、東京ディズニーランドのミッキーマウスやドナルドダックなどの着ぐるみを着ての仕事は普通の着ぐるみのアルバイトと違っているそうで、長期間のアルバイトになるそうです。東京ディズニーランドのキャストになると内部のことは外で喋ってはいけないそうなので、着ぐるみを着た人も自分は何のキャラクターの着ぐるみを着ていた、などとは言ってはいけないそうなのです。もっと言えば、ミッキーマウスには人など入っていないとされているそうです。ですから、ミッキーマウスは着ぐるみなどではないということらしいのです。子供たちに対する、夢を壊さないという徹底した姿勢に脱帽する思いです。

さて、東京ディズニーランドのような特殊なところではなく、街にある遊園地やデパートなどで着ぐるみのバイトをする場合は、そのイベントによってバイトの期間は長くなったり短くなったりします。1日だけの着ぐるみのバイトも少なくありません。もちろん、この場合のバイト代は日払いとなります。また、遊園地やデパートなどで行うヒーローショーやアニメのキャラクターショーでは、芝居やダンスなどがあることが多いので、事前の稽古や研修があることがあります。こういった一定期間上演されるショーでは、事前に1ヶ月なら1ヶ月の拘束があることを知らされますので、自分のスケジュールとよく照らし合わせるようにしましょう。

また、このような事前の稽古や研修がある場合の、稽古や研修に出た時のバイト料は無料だったり、本番のバイトと同じ時給で支払われたりしますので、事前に事務所側に聞いておきましょう。

着ぐるみバイトの長所と短所?

着ぐるみバイトの長所と短所はいくつかあるようです。着ぐるみバイトに限らず、またアルバイトに限らず、仕事をする上で仕事によって、その仕事の長所と短所はあるものです。しかし、その仕事の長所も短所も、ある人によっては長所がそうではなく感じている場合があったり、短所も差ほどに感じない人もいます。

着ぐるみバイトをしたことのある人の声をまとめてみました。

【着ぐるみバイトの長所】
・働いている時間が短い。(勤務時間は8時間になっているのに、実働は4時間程度だった)
・聞いていたよりも楽な着ぐるみのバイトだった。
・他のバイトをしている友達よりも2割ほど時給がよかった。
・毎日違う場所に行けて楽しかった。
・子供たちに囲まれて嬉しかった。
・わたしが着ていたキャラクターを見て嬉し泣きしている子供を見てやってよかったと思った。

【着ぐるみバイトの短所】
・とにかく暑かった。倒れそうだった。
・着ぐるみが臭かった。
・子供たちに殴られ蹴られた。
・大人にも殴られた。
・着ぐるみバイトをやりたかったが、なかなか見つからなかった。
・アルバイト本番前の別の日にダンスの練習をしたのに、その3時間は無給だった。
・着ぐるみが小さくて苦しかった。
・着ぐるみを着ている時は喋ってはいけない。
・少女アニメ系の着ぐるみのバイトの時に、それ系のファンの大人たちに囲まれて怖かった。
・短期のバイトが多くて安定していない。

いろいろありますね。これらは、どんな着ぐるみを着るアルバイトかでも変わって来るのでしょうね。ご自分に合ったアルバイトかなどはよく調べた上で決めたいですね。