尿漏れが気になるあなたに
これはあまり人に相談し辛いことですね。知られるのが恥ずかしいですからね。
父親の介護が始まる前にかかりつけの医者に、予防医学の一つとして聞いていました。その時のメモに書いてあったことを下記にまとめています。でも、この尿漏れについては、自分自身も気を付けなければならない年齢になってしまいました。聞けば、尿漏れについては女性の方の方が悩みが多いようですね。
もし、気になっている方がいらっしゃいましたら、簡単ですが下記を参考に予防に努めてください。
尿漏れとは?どんな感じ?
男性、女性に限らず、中年になると尿失禁の心配が出てきます。いわゆる尿漏れです。最初は軽い尿もれから始まりますが、それが頻繁になってくると悩みとなって不安が募ってきます。しかし、尿漏れは誰にでも起こることです。それをそのまま放っておかないで、泌尿器科や女性なら産婦人科などに相談するとよいでしょう。自分ひとりで悩んでいても尿もれは解決にはなりません。
尿漏れの最初は、例えばくしゃみや咳をした時や、思わず笑ってしまった拍子に漏れてしまうことが起きます。また、おしっこをした後に、済んだつもりでもキレが悪くて下着を濡らしてしまうことなどがあります。それが少し進んでくると、おしっこをしたい時にトイレまで間に合わずにもらしてしまうようになります。また寝ている時や起きている時でも知らない内に尿もれをしているようなことが起きてしまうようになります。軽い尿漏れの内に対策をしましょう。
尿漏れにも種類があります
尿もれと言うと、おしっこが漏れることですので、全部同じような原因で起きるものだと思いがちですが、尿漏れにもいくつかの種類があり、軽いものから重い症状のものまでありますので、注意が必要です。
腹圧性尿失禁
この症状の尿漏れは、例えばクシャミや咳、思わず笑ってしまうなどの拍子に腹圧がかかって尿が漏れてしまう症状です。軽症の方が多いのですが、そのままにしていたために歩くだけで尿が漏れてしまうという重症の方もいらっしゃいます。
切迫性尿失禁
尿意を我慢が出来なくなって漏れてしまう症状です。膀胱が過敏でトイレに行くまでや下着を下す前に膀胱が収縮してしまいおしっこが漏れてしまうという症状です。
溢流性尿失禁
排尿障害のために膀胱にいっぱいになるまで尿が溜まり、尿が少しずつ漏れてしまう症状です。
その他の尿失禁
上記の他にも、反射性尿失禁、機能性尿失禁、薬の副作用などによる尿失禁、性器脱などによる尿失禁などがあります。
尿もれの予防と対策
尿漏れは男女に限らず年を取ると起こりますが、もちろん予防や尿漏れになってしまった時の対策はあります。もちろん泌尿器科や産婦人科に相談されるのが一番ですが、少しでも悩みを解消するためにも予防と対策をするのがいいでしょう。
予防としては、コーヒーやお茶などのカフェインが含まれる飲み物は控えるようにしましょう。カフェインには利尿作用がありますので、どうしてもトイレが近くなってしまいます。もう一つに、便秘にならないように気をつけることが大切です。便秘は膀胱を圧迫するので尿もれの原因となります。また肥満も同じく膀胱を圧迫するので尿漏れの原因になりますので気をつけましょう。
尿もれの対策としては、骨盤底筋を鍛えると良いと言われています。これは特に腹圧性尿失禁の改善に効果があるそうです。