骨粗しょう症

 

骨粗しょう症が気になっている人は必見!

父親の介護の準備段階で、かかりつけの医者に、これから起こるであろうことの予防についていろいろ聞きました。予防医学と言うそうです。骨粗しょう症はその内の一つです。
それが、自分自身が還暦を過ぎた頃から骨粗しょう症について気になって来ています。今は、運動としてウォーキングをして、食生活に気を付けています。

骨粗しょう症とは

骨粗しょう症は、骨からカルシウムが溶け出して脆くなる症状で、ちょっとした衝撃で簡単に骨折してしまう病気です。高齢者に多い腰痛の原因にもなっています。骨粗しょう症は、骨の組成は正常なのですが、骨量そのものが減少し骨が脆くなってしまいます。骨粗しょう症の場合、骨の組成は正常で問題はないのですが、骨量が減少することで骨がもろくなります。

骨粗しょう症は、背骨に早く現れると言われています。進行すると、圧迫骨折を起こしやすくなり、特に、足の付け根や手首、腕の付け根の骨折が多く見られるようです。骨粗しょう症での骨折に限らず、お年寄りの骨折は寝たきりになるきっかけになりやすいので気を付けなければなりません。

骨粗しょう症の種類

骨粗しょう症には、閉経後骨粗しょう症と老人性骨粗しょう症の2種類があります。閉経後骨粗しょう症は女性限定になりますが、老人性骨粗しょう症も女性の方が発症しやすいのが特徴です。

閉経後骨粗しょう症・・・骨粗しょう症のなかでもっとも多く見られるタイプです。閉経後5年から10年ほどで現れることが多いようです。女性ホルモンのエストロゲンの欠乏から起こります。

老人性骨粗しょう症・・・加齢からカルシウムやビタミンDの欠乏と骨吸収と骨形成のバランスの崩れから発症することが多い、高齢者にみられる骨粗しょう症のタイプです。特に痩せ型の女性に多くみられます。

骨粗しょう症の症状

骨粗しょう症の症状は、特に骨密度が少なくなるスピードはとてもゆっくりですので、初期症状には気付くことがあまりなく、自覚症状もほとんどないことが多いようです。やがて、骨密度の低下によって、骨の変形や、ちょっとした衝撃で骨折が起こったりすると、強い痛みを感じたり、身体の正常な姿勢を保てなくなってきます。お年寄りが、急に腰痛や背中の痛みを訴えた場には、既に骨折していたということもよくあることです。

骨粗しょう症の人が骨折を起こしやすい部位は、足の付け根や手首、腕の付け根などです。特に年齢のいった方が骨折をすると、治療が長くなりますので、そのまま寝たきりになってしまう事例が非常に多いことも特徴となります。更に、それが痴呆の進行を早めたりすることも多く、高齢者にとってこの骨粗しょう症は、非常に厄介な病気となるのです。

女性と骨粗しょう症

大きく分けて、閉経後骨粗しょう症と老人性骨粗しょう症との2種類がある骨粗しょう症は、いずれも女性の方に多く見られる症状です。骨粗しょう症は、特に50歳以上の女性に多く見られます。

60歳以上の女性で腰が曲がっていたり、慢性的な腰痛がある場合、骨粗しょう症だと言えるようです。骨粗しょう症が女性に多い理由として、もともと女性は骨が細い上に骨量が少ないことが挙げられます。また、若い頃から運動量が少ないことと、無理したダイエットなどでカルシウム不足とカルシウムが骨に蓄積しない原因になっているようです。更に、妊娠や出産でカルシウムの多くが子供に渡ってしまうことも大きな原因になっています。また、閉経を迎えると女性ホルモンの分泌が減り、エストロゲンの欠乏から骨粗しょう症に拍車をかけると言われています。

骨粗しょう症の治療

骨粗しょう症の症状が現れて、痛みなどが生じている場合には、消炎鎮痛薬や筋弛緩薬などを投与して、まず痛みの軽減をはかります。そのまま、ある程度の期間の安静の後に、運動を勧める医師も多いようです。骨粗しょう症の場合には、運動をしないと骨量の減少を防げないという考えからです。また、運動をして筋肉を鍛え、骨折してしまうことを防ぐことも考慮しています。

骨粗しょう症に使用される薬としては、カルシウム製剤や活性型ビタミンD、たんぱく同化ホルモン、カルシトニン製剤などが一般的です。これらは、骨量を増加させたり、骨にカルシウムの沈着を促す役割をするとされています。しかし、実際は骨量の増加は難しく、現状維持をするにも難しいほどの効果しかないようです。

まとめ

骨粗しょう症については予防することが一番だということです。日頃の食生活や運動、日光浴などで骨粗しょう症の予防、またはその症状の悪化を防ぐことが出来ます。これらを健康な身体の若い内から意識して行うことが大切な訳です。