ピアノの森 のだめカンタービレ

 

親戚の小学校2年生になる女の子がピアノを習い始めました。ピアノを習いたいというよりも、ピアノを弾きたいと思ったきっかけが、ママが持っていた漫画の「ピアノの森」と「のだめカンタービレ」だそう。

『ピアノの森』と『のだめカンタービレ』とは

この2つのマンガは両方ともかなりヒットしたものです。そして、この漫画を読んで私の親戚の子のように楽器を弾きたいと思った人たちの多いことはよく耳にします。
「ピアノの森」と「のだめカンタービレ」について簡単にまとめました。

「ピアノの森」と「のだめカンタービレ」

ピアノの森は一色まこと作の漫画です。正式には『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』となっています。主人公の少年カイが周りの人々によってピアニストとしての才能を開いていくというストーリーの漫画です。近頃、音楽をテーマにした漫画が評判になっています。
2007年にドラマ化された二ノ宮知子作のマンガ「のだめカンタービレ」も大ヒットしました。「のだめカンタービレ」の漫画やテレビドラマを見て音楽が好きになったり、クラシックに目覚めたという若い人たちが続出したというのも分かります。

この頃のクラシックブームや、2006年がモーツァルトの生誕250周年に当たっていたということも少なからず影響があるのでしょうか。でも、「のだめカンタービレ」は2001年から連載が始まっていましたね。

この「ピアノの森」にしても「のだめカンタービレ」にしても、漫画に出てくる情報がかなり専門的だということは特筆すべき点だと思います。例えば、「のだめカンタービレ」は吹奏楽を長くやっている人でも読めると言います。漫画に出てくる一つずつの楽器の特徴は、その楽器を長年使っている人にしか分からないことだと言います。

「ピアノの森」に出てくるピアノの情報もかなり専門的なことが出てくるそうです。ピアノの癖や主人公がピアノで弾く曲目などは非常に考えられていると言います。この「ピアノの森」を読んでピアノに興味を持ったという人が非常に増えているそうです。ピアノにまったく興味のなかった人まで引き込む漫画の力というものにはすごいものがあるとあらためて考えさせられます。漫画ばかりではなく、映画やテレビなどのメディアによってピアノを取り巻く環境が少しでもよくなることを考えずにいられません。

このコロナ禍の中、楽器を習い始めたという方が多いとニュース番組で取り上げられていました。とても良いことだと感じます。楽器に興味が出て来た人は、この「ピアノの森」と「のだめカンタービレ」に目を通してみるというのも良い過ごし方かもしれませんね。