車検切れの車

友人の奥さんがうっかり車の車検を切らしてしまったらしい。友人の奥さんは普段からあまり車に乗らないし、車にもあまり関心がない感じだ。でも、車検を切ってしまうのはどうなんでしょうね。幸い、公道を運転してしまうことはなかったので良かったのですが。友人は車検が切れた車をどうしようか・・・と考え込んでいました。
ちょっと車検が切れた車について調べてみました。

車検が切れてしまった車はどうするのがベストな対処方法?

車検切れの車をどうするか?
基本的にはその車に、これからも乗るのか乗らないのかで決まります。その車検が切れた車に乗るのならそのまま車検に通せば何の問題もなく載り続けることが出来ます。車検が切れたからと廃車処分にする必要はありません。

車の車検が切れてしまったら、その車は廃車処分…???

うっかり車検を継続するのを忘れてしまった
うっかりして車検を切ってしまったり、承知の上で車検を見送ったりと車のオーナーそれぞれの事情があると思いますが、以降にその車をどうするかが重要になってきます。
うっかりして車検を受けられなかったという場合はそのまま車検に通せば何の問題もなく普通に公道を走ることが出来ます。基本的に車検を切ってしまっても何の罰則もありません
ただし、車検が切れてしまった車を車検に通すためにその車で公道を運転して行ってはいけません。もちろん、車整備工場などの業者も然りですので、業者に車検の依頼を申込む時に車検がすでに切れていることを申告しておかないといけません。業者は仮ナンバーを用意したり、レッカー車や車を載せられるトラックを用意して来ます。自分で運搬する場合は、仮ナンバーを取得するのが手軽でしょう。

車検切れの車を廃車処分することについて

さて、車検切れの車を廃車処分することについてです。車検を切ってしまった車は価値がなくなった訳ではありませんから基本的に廃車処分する必要はありません。

以前に聞いた話なのですが、うっかり車検を受けるのを忘れてしまった方が、取り返しのつかない大変なことをしてしまったと、車を廃車にしようとした…ということがあったそうです。
以上は、無知と言えば無知なために起きた話ですが、私たちは車の車検というものは車にとって重要で大切なことだと思っています。その重要で大切な車検をうっかり忘れてしまったのですから慌てるのもよく分かります。 しかし、現役の車を車検を受けるのを忘れて切ってしまったからと廃車処分にする必要は微塵もありません。
廃車処分にした方が良いと思われる車検が切れた車は、例えば地方の広い土地を所有しているお宅に見られますが、倉庫代わりに庭に置かれている乗らなくなった車や、車を何台も置けるような駐車場に置きっ放しにされている車です。 以上のように放置されている廃車にしていない車の場合は、いつまでも自動車税がかかってくる場合がありますので早々に廃車処分をした方が良いでしょう。

車検切れの車の買取りはアリか?

車の買取りは以前に比べてかなり一般的になりました。
ガリバーやアップル、ビッグモーター、ラビット、T-up、カーセブンなどの有名大手の車買取業者がテレビCMなどでアピールしたことも劇的に利用者数を伸ばした要因になりました。 また、インターネットでツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で車買取業者の評判などが話題となって拡散されたことも追い風になりました。 利用する上でのメリット・デメリットがあるにせよ、車買取業者の車買取額は、例えば自動車ディーラーの下取りに比べてかなり高額だということが一般的に知られるようになりました。

車検切れの車の買取りの現状はどうなのでしょうか?

では、車検切れの車の買取りの現状はどうなのでしょうか?
基本的に、ほとんどの車買取業者は車検が切れている車も問題もなく積極的に買取りをしています。
車検切れの車の買取額は車検が残っている車の買取額よりも減額されることは否定できません。しかし、私たちが思っているほどの買取額の大きな減額はありません。
ただし、車買取業者のペースに乗せられてしまうと安い買取額で買取られてしまうので気を付けましょう。相手はプロなので、車検が切れていることを攻めて車を安く買取りしようとしてきますが、そこは交渉で乗り切りましょう。 いずれにせよ、車買取業者は車検切れの車を積極的に買取りしていることは確かなので強気で交渉しましょう。 車検切れの車のように問題点がある車の買取りは、2~3社の買取業者に車買取査定の申し込みをしましょう。そうすることで、買取額はアップしますし、買い叩きのようなことも避けられます。 現在では、1度の申込みで複数の車買取業者に査定依頼が出来る車買取り一括査定サービスが人気です。

車の車検が切れてしまった車の下取りは???

車検切れ車の下取りはどのような状況にあるのでしょうか。

下取りは自動車ディーラーで新車を購入する時に発生するのですが、車検が切れている車の下取りは行われるのでしょうか。もし、自動車ディーラーで車検切れの車の下取りが行われるとしたら、その条件はどのようなものなのでしょうか。
元々、自動車ディーラーの下取りは条件が悪いと言われています。車の下取り額がかなり安いということです。
例えば、車買取業者の車買取額に比べると少なくとも10万円以上は差がつくと言われています。20万円、30万円もの差がついたという取り引きもあるとよく耳にします。ということは、車買取業者の買取額と比べるまでもなく自動車ディーラーの下取りは条件が悪いと見るべきかもしれません。さらに、今回の場合は車検切れの車の下取りなのでかなり条件が悪くなると覚悟が必要になるのかもしれません。
ただし、唯一、車検が切れている車でも良いニュースがあるとすれば、車検が切れている車も車検が残っている車もその下取り価格に大きな差はないということでしょうか。

車検切れの車の下取りの現状は?

私たち一般人が考えると、車検が残っている車と車検が切れている車とは大きな下取り価格差があると考えがちですが、自動車ディーラー側からすれば車検が残っている車も車検が切れている車も、そんなに大きな差は出ないと考えているようです。
その理由としては、車検が残っている車を下取りしても、すぐに売ることが出来れば問題はないのですが、すぐに売れなかった場合には、車検の残り期間が短くなってしまい、挙句の果てには車検が切れてしまうということもあるのです。以上の理由から、車検が残っている車と車検が切れている車の下取り価格は私たちが思うほどには差が出ないということになります。もちろん、車検が残っている車の下取り価格は車検切れの車の下取り価格よりも高いことは確かです。
では、車検切れの車は下取りに出すのと買取りに出すのとどちらが有利なのでしょうか。先に書いたように基本的に自動車ディーラーの下取り価格は安いので、車買取業者の買取価格と比べてから下取りに出すか買取りして貰うかを決めるのが良いでしょう。

車検切れの車の税金はどうなる???

車検切れの車の税金は払うの?払わなくていいの?
車検切れの車を所有している場合、車にかかる自動車税の扱いはどうなるのでしょうか?
車検が切れている自動車とは言え、自動車を所有しているのだから自動車税が発生するのは当然なのでしょうか。それとも、車検が切れていて乗れない自動車なのだから自動車税を払わなくても良いのでしょうか。
基本的には、一時抹消登録手続きをしない限り、半永久的に毎年4月1日時点で自動車税が発生することになります。なので、車検切れの車に乗らない場合は一時抹消登録の手続きをして毎年の自動車税の納税義務を消滅させます。中には、車検切れになった車に自動車税の課税の保留をする都道府県もあります。
何故、都道府県単位でこのようなことが出来るのでしょうか。実は、自動車税は地方税なので、各都道府県が自動車税の課税についてを決定することが出来るからです。
いずれにしても、車検切れの車を所有していたい場合は、一時抹消登録の手続きをして正当な形で自動車税の納税義務から回避するようにしましょう。

車検切れの車の買取りも大丈夫!

車検の切れた車は廃車しないで車買取査定へ!
車についてあまり詳しくない私たち一般人は、車の車検を切ってしまうことをとても重大なことだと認識しています。しかし、自動車業界の方たちは車の車検が切れていてもそれほど重要視していないのです。
もちろん、車検が切れている車で公道を走行するということではありません。また、所有している車の車検を切らしてしまった場合、私たちはかなり慌ててしまいます。今では笑い話になってしまいましたが、知人が怪我をして入院している間に、友人の車の車検が切れてしまいました。友人が退院して、いざ車に乗ろうと思ったら車検が切れていることに気付きました。慌てた友人は付き合いのある自動車ディーラーの担当者に電話して、「車の車検が切れていたから廃車の手続きをして貰いたい」と言ったそうです。もちろん、その時には自動車ディーラーの担当者の説明で事なきを得た訳ですが、「知らない」ということはそういうことなのです。
実は、車買取業者は買取査定で車検期間の有無を最重要視していないのです。

車検が切れていても車買取査定では大きなマイナスにならない?

簡単に言えば、車検が切れている車も車検を通せば普通に一般道を走らせることが出来る車なのです。
車検が切れた車を慌てて廃車処分にするようなことだけはしないようにしましょう。
車を廃車処分にするのは、所有している車に利用価値だけではなく、車としての価値がなくなった時だとしましょう。自動車業界の方たちも、車検が切れただけの車を利用価値がなくなった車だとすることは決してありません。車買取業者の車買取額を例にとってみても、車検が残っている車と比べれば買取額は安くなりますが私たちが思っているほどの差は出ません

理由としてはいくつかあるのですが、1つ目の理由としては、車を買取ってもその車がすぐに売れるとは限らないということです。すぐに売れないと残りの車検期間はどんどん短くなっていく訳ですから、車検が残っているというメリットはなくなってしまいます。2つ目は、車買取業者は自前の車整備工場を持っていたり、提携している車整備工場があります。ということは、私たちが車検に通す費用よりもかなり安く車検を通すことが出来るのです。

以上の理由から、車買取業者側からしてみれば、車検が残っているからとその車を高く買う必要はないということです。車検が残っているからと高く買い過ぎると利益が薄くなってしまうというデメリットだけが残ってしまうということにもなりかねないのです。
以上のことから言えることは、私たち一般人は車検切れの車の買取りについて必要以上に恐れることはないということです。再び車検に通せば公道を走ることが出来る車になるということを認識しておきましょう。